開発ビジョン
■デジタルでアナログなITの開発現場
例えば、一般の会社の職場で社内の担当者Aさんがホームページ作成ソフトを見よう見まねで作成した、としましょう。他には誰もホームページ、インターネットを知っている人がいない状態では、Aさんが転勤になるとホームページの記事を追加したい、文章を変更したい、としても誰も触れる人がいなくなってしまう、なんてお話はよく耳にするお話です。あるいは、「システムがハングアップした」「ネットワークがつながらない」といった場合に、システムに詳しいB社員がいないと業務が止まってしまう、なんてお話はオフィスの日常的な風景(?)かもしれません。
これに対して、プロが集うITの開発現場、Webシステムの開発現場を一般の方々はどう想像されるでしょうか? 少なくとも○○さんがいないと開発が進めない、なんてことはないと思われる人も多いかと思います。しかしながら、このような「技術・ノウハウが属人化」してしまうという現象は、実はIT、Webシステム開発でも技術が高度化すれば高度化するほど顕著になるのです。この意味でデジタル技術を扱うITの現場では、実にアナログ的な組織運営を行っているケースが多々あるのです。
これは、Webシステムの開発現場においては、単純なホームページのHTML、CSSコーディングの仕方から、複雑・高機能なWebシステム、プログラムコーディングまでが「非常に自由度が高い」技術であることに起因しています。言うなれば同じホームページ、同じ機能を持ったWebシステムでも、自由自在なプログラム構成による構築が可能なWeb開発の現場では、アウトプットとしてのWebサイト、Webシステムが仮に同じであったとしても、無限の構成方法があるためです。
このため、高度なシステムであればあるほど、一度頼んだシステム会社、もっと言えば以前担当したチーム、さらには、以前の担当者でなければ、機能改善やバグフィックス作業などに対応できないケースがでてきます。このため、一定期間を経たシステムに対しては、(担当者の異動等が必然的に多くなるため)保守契約をしていてもどんどんベンダーの対応が悪くなる、さらには、ベンダーの対応が悪いので別会社に変えたい、としたときに既存のシステムを丸ごと廃棄して新会社=新システムにリニューアルせざるを得ない、ということが多々あります。
■システム開発会社を見極める目
これに対し、確固たる開発ビジョン、ポリシーを持つ開発会社、開発チームでは、この「技術の属人化」に対して必ず何らかの対策を打ち立てています。その名称や具体的な方法はベンダー等により異なりますが、これが「技術の標準化」と呼ばれるもので、技術の属人化を防止し、開発手法を共有することにより、細かなルールから開発業務全体の流れまでをルール化しておき、そのベンダーとして、どのようなシステムであっても常に一定の開発クオリティを維持するしくみを持っているのです。
もしあなたがベンダーを選定する、評価する立場にある担当者であれば、あなたが仮にWebシステムや開発業務のプロフェッショナルでなくても、ぜひこのシステム開発ポリシーの有無やその概要を聞いてみて下さい。仮に開発ポリシーという名称、形でなくても、開発の全体的な手順から細かなコーディングのルールまで、よいベンダーであれば必ず自己のポリシーを持っているはずです。
■Webシステム開発ポリシー
デジタリーフの開発ポリシーは、主に以下の3点を目標として定められています。これらは、すべて開発するWebシステムの内容、機能がどのようなものであっても、デジタリーフとしてお客様に自信を持って提供できるクオリティを堅持し、リーズナブルな開発コストでお客様にWebシステム構築サービスを提供することを可能にする、明確かつ確固とした根拠となっています。
  • ●技術の標準化
  • Webシステムの具体的なプログラムコーディング、手順をルール化し、セキュリティ対策の実施内容をパターン化するなど、開発の具体的な内容ををルール化し、技術の属人性を回避し、論理性のあるプログラム構成によるシステムの構築を可能にします。
  • ●開発部材の部品化
  • Webシステムの開発において、幅広いシステムに適用される共通部材-例えばログイン画面などの画面要素、入力エラーなどのエラー検知プログラムなどの内部プログラム要素を共通部品化し、プログラムの再利用による効率的な開発作業を行います。
  • ●開発コストの削減
  • システム開発会社は原則として、人件費コストが開発コストに反映します。上記の開発部材の部品化とともにプログラム品質をチェックするテスト工程、開発環境整備などをルール化し、様々なWebシステムに適用させることにより、開発期間、開発工数を削減し、最小の開発コストによる開発を行います。